疎水、が通じなくて、びっくりした一日。
そういえば、確かに関西に住んでいたから身近だっただけなのかもしれない。
でもきっと、あのきれいな疎水沿いの道と同じくらい、きれいな何かを僕は知らないんだろうな。
大雨の予報に恐る恐る自転車で大学へ行ったけれど、結局まだ降っていない様子。
突風がときどき窓をガタッ、と押すのは気になる。
ようやく小ゼミで初担当。
先週作った延期前の英語資料に、新たに作った英語PPT20枚に、さらに追加で補足の日本語資料まで。
とにかく自分を甘やかさないように追い込んでみる。
心理のひとたちは数式は苦手でも直感は鋭く、深い質問がぽんと出てくる。
僕がずっと本業の裏で思考実験して練り上げてきた歴史が辿られて、あぁやっぱり今の研究デザインでいいんだな、と自信にもなり。
夜は学部生さんの論文紹介の授業のための発表練習。
音の知覚に関わる心理実験から、脳のメカニズムに対する考察が書かれていて…最初はあまり共感できなかったけれど、よくよく考えてみたら昔僕が推論研究で主張していた情報の階層性に応じて異なる脳の情報処理機構が働く、とか言うものと同義だと気付いて、納得。この分野も計算モデル持ち込んだら、もっと深い洞察できそう。